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フィン・マ・クルについて


 遥か昔に女神が創った広大な世界の一つ。祝福の地とも呼ばれ、その気候は土地により異なる。女神が樹を象徴する存在であったこと、彼女の持っていたハシバミの杖が世界の礎になったという伝承から、自然に暮らす古い種族には樹を神聖視する傾向が強い。

 一部には過去の大惨事により、あり得ないような地形や空間の歪みで分断されてしまった土地がいくつも存在する。

 人間や獣人、鳥人など、通常「人」として数えられる種族の寿命は平均して60~70年程度。

 通貨は主にリフ銅貨、ノース銀貨、シード金貨が用いられる。リフ銅貨10枚でノース銀貨1枚、ノース銀貨100枚でシード金貨1枚と同等の価値(物価は土地により異なる)。


世界の暦


 1年は13ヶ月、364日(1ヶ月=28日)。それぞれ精霊達の象徴である樹になぞらえた名が付いており、春夏秋冬にはそれぞれ1回ずつ大きな祭がある。

季節 名前 守護精霊 備考・恒例行事
1 木蔦
(キヅタ)
ゴート

新年祭

庭常の月末日~木蔦の月6日

2 金雀枝
(エニシダ)
ネジェター

氷の芸術展【ピスト・イヴェール】

金雀枝の月14~15日

3
(カバ)
ヴェイス
4 七竈
(ナナカマド)
ロワ

春の祝祭

樺の月27日~七竈の月2日

5 奏皮
(トネリコ)
ニーオ

恋人の祝日【アモール・カリタス】

奏皮の月1日

6 榛ノ木
(ハンノキ)
フェアレン

季節菓子大会【コル・サチェロ】

榛ノ木の月15日

7
(ヤナギ)
サリエ

夏の祝祭

柳の月27日~山査子の月2日

8 山査子
(サンザシ)
ヒース
9
(カシ)
デュー
10
(ヒイラギ)
ホリィ

秋の祝祭

柊の月1~4日

11
(ハシバミ)
コール

植樹祭【グラン・ヴェルデ】

榛の月10日

12 林檎
(リンゴ)
ムイヌ
13 庭常
(ニワトコ)
エルダ

騎士の送り焔【アルイプス・アミス】

林檎の月末日~庭常の月1日



各地の祭について

新年祭

その名の通り、世界各地で新年の訪れを祝い一年の安寧を祈る祭。冬の祝祭と同義。各季節の祝祭は、主要期間中地域を問わずあちこちで開かれている。

冬の芸術展『ピスト・イヴェール』

寒い地域において見られる、様々な氷像や雪像で街を飾る祭。美を司る精霊ネジェターへの信仰と、厳しい冬を乗り切った証を残す意味で始まったという。

春の祝祭

本格的に暖かくなり始める時期に、とりどりの花で街を飾って春を祝う祭。舞を好む精霊ヴェイスにちなんで、舞踊を中心とした大会が開かれたりもする。

恋人の祝日【アモール・カリタス】

恋人に限らず、愛する人へ贈り物をしたり想いを伝えるための祝日。奏皮の月の精霊ニーオが愛を司ることから、縁起を担ぐ意味で生まれた風習。

季節菓子大会【コル・サ・チェロ】

季節の食材を使った手作り菓子の品評会。かつて人々を飢饉から救った精霊フェアレンへの感謝を込めてお供え物をしていたのが、行事として習慣化したとされる。

夏の祝祭

夏季に開かれる祝祭。夜が更けてから観賞用の火薬を夜空に打ち上げることで、人の文明を生んだ火の精霊サリエと闇の精霊ヒースに対して感謝を捧げる儀式がある。

秋の祝祭

農作物の収穫が増える時期に開かれ、女神や精霊達に豊穣を感謝する主旨の祭。また年に一度戻ってきた死者の魂を歓迎し、もてなすための行事でもある。

植樹祭【グラン・ヴェルデ】

冬の冷気で育つ植物の種子・苗木を大地に植え、長い冬を無事に越せるよう祈願する緑化の行事。日頃の糧をもたらす大地への返礼を兼ねているとされる。

騎士の送り焔【アルイプス・アミス】

役目を終えた道具や玩具に感謝し、お焚き上げを行う特殊な儀式。かつてとある一族が無二の友を弔うため行っていたものが、職人を始めとした人々に伝わった。
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