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フィン・マ・クル用語辞典


生き人形

 世界樹が生んだ魔法石を核として埋め込まれ、ほぼ人と変わらぬ姿に変化した人形達のこと。人の子と同じく成長する可能性を秘めており、持ち主や使い手次第で様々な情緒が芽生えるらしい。

グラスランナー

 フィン・マ・クルの創造と安定のため、女神を支えた妖精族の一つ。音楽や踊りを愛し、好奇心が強い。人間達との関わりや交わりに対する思考も柔軟で基本的に活発だが、田舎の集落で仲間達とのんびり暮らしていたりもする。

 寿命はおよそ100~120年。前述の理由により、現在純血のグラスランナーは珍しいとされる。

水晶調律師

 守護水晶に刻印を施す技を持った職人達がこう呼ばれる。守護水晶にまじないを刻むことで、その力を修繕・強化するのが仕事。刻印の手法や種類は個人によって異なる。

 世界の命綱に触れる神聖な職人とされており、世界的な需要の高さに比べると人数がやや少ないのが欠点。

守護水晶

  強力な結界を作り出す貴重な魔法石の一種。生命の母胎と呼ばれる世界樹が、稀に生み出す水晶を加工したもの。

 人の住む土地に魔物避けの神具として置かれているが、原型のままでは魔物達に狙われる危険性があり、偽装工作で何らかの骨董品や道具に見えるよう魔法で細工を加えられていることがある。

精霊

 女神の力で芽吹いた樹木から生まれた、世界を見守る守護者達。女神がフィン・マ・クルから去った後に生まれた者もおり、年齢に開きがある。性質は人に近いため性格は様々であり、女神と並んで広く信仰対象となっている。

世界樹

 秘境から静かに世界を見守っているという大樹。まだはっきりした形のなかったフィン・マ・クルで、一番最初に芽吹いた植物だとも言われている。数多の生命と彼らを支えるための力を生み出しており、女神の象徴として崇められている。

ネバーグリーン

 数十年前、魔物達の手によって引き起こされた未曽有の大災害。とある原因から守護水晶が封じていた【禍】が解放され、世界の一部がバラバラになってしまうという大惨事を招いた。

 またこの事件をきっかけにして、人々は守護水晶の形を魔法で変化させて隠すようになったという。

忘却の地

 ネバーグリーンの災害により隔絶され孤立した土地のこと。凶暴な魔物が多く、被害を免れた本土と比べて守護水晶の加護がより一層重要視されている。

魔物

 主に人の負の感情から発生する凶暴な生物。元々存在していた動植物が何らかの異常によって変化することもあり、その姿や性質は個体や分類で異なる。

妖精

 女神に協力し、フィン・マ・クルの創造に貢献したとされる種族。姿や寿命などの性質は分類によって様々だが、女神が世界を去った後も彼らの血筋は世界を形作る歴史の語り部として脈々と続いている。

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